春に降る雪
たわわに咲き、
裂けるように散る
ちりちりと私を焦がす、
恋よりもつよい憧憬の念

確かな記録に残りはしても、
鮮明な記憶には決してすまい

だから、暖気に連れられて幾度でもおいで
ふぶく白い色だけが、私を追憶に誘いこむ