神を裁く
神様と君を呼ぶ私を、君は理解しないだろう
あおあおと繁る樹木も、
私を愛してくれるはずの風も、
君はやすやすと遠ざける
君をだけ愛して、人が生きられると思うかい
まぶたの裏でそっと夢描くことすら、君は禁じるのに
憎しみもなく愛が存在するはずもないのに
ただ君を抱けと、私に命じる君は神だ
私の心は君に額づいている
その折れた心で、私は秘かに確約しよう
いつか私は神を裁く
過去の先頭に立つ者として、
こんな愚かな方法で彼女たちを君から守ろう
神の喪失に悲しみを感じないと信じきれない私を、
せめて君はあざ笑えばいい
途切れない悲しみのなかですら胸を張ると、
私は誓いをたてている