蛇口をひねれば綺麗な水がいつでも出る日本は幸せな国である、とよく言われる。海外に出た経験をほぼ持たない私はこのありがたみを自ら実感したことがないけれど、知識としてはそれを知り、そしてこの事実を日本に住む人間であるからには当たり前に享受できるものとして受け止めてきた。
この本を読んで、蛇口から流れる水を見る目が変わった。一定の基準で安全が保障された淡水がこんなにも簡易に入手できるというのはいっそ狐につままれた気分に陥りそうになるほど奇異な現実であると感じるようになっていた。
世界の淡水は減っている。海水がある、と漠然と安易に思っていた自分がいたけれど、海水を淡水に変える技術はあまりにコストが高いらしい。現存する淡水が枯渇すればどれだけ海水があろうと陸上生物は死ぬ。そして淡水は過剰に取水され、浪費され、汚染され、総量を減らし続けている。
非常に読みづらい訳文と重複のある内容、少々偏った視点で、この一冊をひとに薦めようとは思わない。けれど「水」の有限性、そしてその限界が近づいていることは、一度何かの方法できちんと知っておいた方がいい。
この本を読んで、蛇口から流れる水を見る目が変わった。一定の基準で安全が保障された淡水がこんなにも簡易に入手できるというのはいっそ狐につままれた気分に陥りそうになるほど奇異な現実であると感じるようになっていた。
世界の淡水は減っている。海水がある、と漠然と安易に思っていた自分がいたけれど、海水を淡水に変える技術はあまりにコストが高いらしい。現存する淡水が枯渇すればどれだけ海水があろうと陸上生物は死ぬ。そして淡水は過剰に取水され、浪費され、汚染され、総量を減らし続けている。
非常に読みづらい訳文と重複のある内容、少々偏った視点で、この一冊をひとに薦めようとは思わない。けれど「水」の有限性、そしてその限界が近づいていることは、一度何かの方法できちんと知っておいた方がいい。