ひとまず一度通読してみただけなのであまりどうこうとは言えないが、キェルケゴールはこの著述をキリスト教の教化的なものであるとしているし、実際最終的に「死に至る病」=「絶望」から抜け出る方法はキリスト教を信仰することであるとしている。つまり、キリスト者以外への救済はないとされている。
なので、そもそも書かれていることをそのまま受け入れるわけにはいかない。
が、まあそれはそれとして、人間が陥る絶望という状態についての論述はとても興味深かった。冒頭で行われる「自己の規定」に関する記述がすさまじくわからなくてどうなることかと思ったのだけど、「ひとまず通読だけしてみる」という前提に立って読み流してみたら、その後の部分は最後まで非常に読みやすかった。
何度か読み直さないと理解できない(というか回数を重ねるだけでは理解できない)だろうとは思うのだけど、できるできないはおいておいて、やはりいずれ再読しなければなあと思う。
なので、そもそも書かれていることをそのまま受け入れるわけにはいかない。
が、まあそれはそれとして、人間が陥る絶望という状態についての論述はとても興味深かった。冒頭で行われる「自己の規定」に関する記述がすさまじくわからなくてどうなることかと思ったのだけど、「ひとまず通読だけしてみる」という前提に立って読み流してみたら、その後の部分は最後まで非常に読みやすかった。
何度か読み直さないと理解できない(というか回数を重ねるだけでは理解できない)だろうとは思うのだけど、できるできないはおいておいて、やはりいずれ再読しなければなあと思う。