La fille Sur le pont
1999年  フランス
監督 : パトリス・ルコント
キャスト : ヴァネッサ・パラディ / ダニエル・オートゥイユ
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　男を見る目がとことんない女と、最高の的になる女を捜してるナイフ投げの男。ふたりは橋の上で出会い、ナイフ投げで稼ぎながら旅をした。

　オープニングのヒロインがずっとしゃべっているシーンがどうにも消化しにくくて入り込めなかったのだけど、見終わってみると、なんだか好きな映画になっていた。
　ヒロインは、たぶん一般的にはどうしようもない女で、だれとでも寝ちゃうしだれかが運命の相手だと信じてる。そして、自分はいつもそういう相手を引き当ててると思ってる。そんな女性なのだけど、なぜだかどこかで共感できてしまった。ふたりの道が別れてからの、お互いを心で探してる一連のシーン。それがとっても印象深い。ブエノスアイレスに、少し近いとも思う。