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ステップ・アップ
Step Up
2006年  アメリカ
監督 : アン・フレッチャー
キャスト : チャニング・テイタム / ジェナ・ディーワン / マリオ / リュー・シドラ / ヘビー・D / ダメイン・ラドクリフ / ジョシュ・ヘンダーソン /レイチェル・グリフィス
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 芸術学校に友達と忍び込んで備品を壊してしまったタイラーは、放課後に毎日その学校で福祉活動をすることを命じられる。そして、偶然出会った芸術学校の生徒であるバレエダンサーのノーラの相手役を務めることになり――。

 ダンスムービーは時々唐突に観たくなる。前になにかのDVDで予告編を観たのを思い出して手にとってみた。
 バレエダンサーの女の子とバレエなんて古臭いと思っている男の子という組み合わせは、「セイブ・ザ・ラストダンス」を思い出させる。

 私はダンスムービーはダンスシーンを楽しむためと割り切って観るので、それほどストーリーにはこだわらない。けれど、シビアな面もえがこうというならきっちりえがききってくれないとダンスシーンまで素直に楽しめなくなる。そういう意味で、「セイブ・ザ・ラストダンス」は芯のある映画だったけどこちらはなんともご都合主義な感が強い。
 シリアスな問題を含ませるならそこをなあなあにしてはいけないし、それができないならひたすら楽しいだけの映画にしてくれればいいのに、と思ってしまう。

 ダンスシーンは充分に素敵なので、そういうことにこだわらないという人にはおすすめ。
 一番好きなのは、ノーラが自分のお気に入りの場所へタイラーを連れて行って「本当は群舞をしてみたい」と夢を語った、その後のダンスシーン。光の加減がなんとも綺麗。
2009.01.15