Meet Joe Black
1998年 アメリカ
監督 : マーティン・ブレスト
キャスト : ブラッド・ピット / アンソニー・ホプキンス / クレア・フォーラニ / マーシャ・ゲイ・ハーデン / ジェフリー・タンバー / ジェイク・ウェバー
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実業家パリッシュを迎えに来た死神は、少しの間人間の男の体を借りて人間界に暮らすことにした。やがてパリッシュの娘と恋に落ちた死神は、彼女を死神の世界に連れ去ろうとする――。
普段私はこういう言い方をしないけど、この映画はものすごくつまらなかった。途中で一度再生を止めてしまったほど。結局その後最後まで観通したのは、ひとつの作品は最初から最後まで全部観ないと気持ちが悪いという私の性格から。
死がかたちを持って目前にあらわれたパリッシュの行動が中途半端だし、死神と恋に落ちる彼の娘の気持ちの動きはさらに不透明。彼女が死神を愛したというのなら、あのエンディングはありえないと思うのだけど…。
死を迎えるということと、死神との恋というロマンチックなシチュエーション(なのだろうと思う。そう感じられなかったけど)。両方も主眼に置こうとしたのだろうけど、そのどちらにも魅力を感じられなかった。
観終わった後に憤りを感じる映画というとシャマラン映画が私のなかでは代表的なのだけど、これはシャマラン映画をしのぐつまらなさだった。
あと、これは映画とは関係ないけどブラッド・ピットが三枚目だった。そもそもそれほど格好いいと思っている俳優ではないけど、こんなにも魅力のない人だったっけ? とびっくり。でもこの後「ファイト・クラブ」を観たらきちんといい男だったので、この映画だけだったらしい。