メモ
2006.10.14
 「スノードーム」を読んでいます。冒頭のシアラーの言葉に、うずく部分があります。これだけで、心は持っていかれたと言ってもいいかもしれない。

 翻訳が、他の3作と違う方になりましたね。作品自体、ただよってくる雰囲気がまったく違う。ひとかけらだって取りこぼさないように、慎重に読み進めています。久しぶりに、本当に久しぶりに、先を急いでしまうのが怖い本を読んでいます。文字やストーリーを追ってしまって、世界を失ってしまうのが怖い。
 読んでいる途中で、多くのことを話したくなる小説ではありません。読了後に、ゆっくりいろいろと書くかもしれません。

 ロバートがクリスをいることで得る幸せな気分を想って、愛おしくなりました。