メモ
2006.10.17
 おすすめ頂いてからずいぶん時間が経ってしまいましたが、「ふたつのスピカ」、今日10巻まで買い込んできて読みました。
 アスミが見上げる夜空や、みんなで見た花火、伝えられなかった言葉、ようやく通じた想い。そんなふとしたものものに、じんわり涙がにじみそうになります。
 コミックスですから、とうぜん一巻ずつ分かれているわけですが、区切られることなく続いてゆくたったひとつの物語に感じます。アスミと同じように、作者の柳沼さんも、続けてゆくことを知っている方なんでしょうか。変化するものよりも、変わらずに在り続けるものに惹かれる質の自分としては、そんな人がいてくれることが、嬉しくも心強くもあります。
 ちなみに、シュウとライオンさんが好きです。アスミのことを真正面から認めている人と、今のアスミを築いた大切な人…と考えると、やっぱり結局、物語の中心にいるアスミが一番好きなのかもしれません。
 漫画喫茶で読もうかとか、古本で買おうかとか、さんざん迷っていましたが、思い切って買ってよかったです。おすすめ、ありがとうございました。

 さて、吉田 修一さんのページができました。沙々雪の欠点は、ページを作りたい! と思っても作家さまに合う写真が見つからないと更新できないことです。長いことかかってしまいました。
 今回の写真は、昨日作ったアレックス・シアラーのページの写真を探している途中で見つけたものです。ようやく見つけられて、ほっと一息。他にもページを作りたい作家さまはいますが、なかなか思うように見つからないものです。おすすめの写真素材やさんがあれば、ぜひぜひ教えてやってくださいませ。