メモ
2007.06.06
 パソコンが壊れてしまいました。
 壊れたのは自分専用のパソコンで、家族のパソコンを借りたり大学のパソコンを利用したりということはできるのですが、やはり人のパソコンにFTPソフトやら自分のデータやらを入れるのはしのびなく…。おそらく今月いっぱいほど、更新が停止します。
 メモは様子を見て書いていくつもりですが、読書履歴などについてはまったく更新はないと思います。どちらにしろ、あさってからハワイでとり行われる姉の結婚式に出席するため、一週間ほどはメモについても更新停止となりそうです。

 今は、角田光代さんの「みどりの月」を読んでいます。
 この本には、「みどりの月」と「かかとのしたの空」という二本の小説が収録されています。電車のなかで隣にすわっている人が読んでいるのを見て、「かかとのしたの空」というタイトルに惹かれて読んでみたいと思っていたのです。
 角田さんの本は、「これからはあるくのだ」というエッセイを読んだきりで、なんとなくほんわかふわふわしたお話を書く人なんじゃないかと思っていました。でも実際に読んでみると、吉田修一のなんとも言いがたい居心地の悪さを感じる小説や、小川洋子の描く直線がゆがんでいくような世界観に近いものを感じてしまいました。
 エッセイと小説はまったくの別ものだなぁと、ふだんあまりエッセイを読まない私は、ずいぶん強く実感させられています。