「月光スイッチ」、昨日夜中までかけて、一気に読了してしまいました。おすすめ、ありがとうございました。
昨日のメモで、橋本さんの書く話はシンプルなのにやけに質感がしっかりしてるというようなことを書いてたんですが、その理由がすこしわかった気がします。
橋本さんが小説のなかで描くのは、主人公が出会ったものごとと、それに対する気持ちだけ。これって要するに、人生を描いてる、ってことなのかもしれない。
主人公である香織はとても感情の強い女性で、感情が強いということは、その人を幸せにも不幸にもすることだ。不倫の恋に盲目になってしまうのも、子供を相手に100%の本気になってしまうのも、きっとそんな感情の強さから来ている気がする。
この本がラストを迎えても、なにかが完全に終わったわけでも、始まったわけでもない。けれど、そんなことはあたりまえだと思えてくる。だって、描かれているのは人生なんだから。
ところで、橋本さんの小説は、いつも夏のイメージがつきまといます。去年まで夏は好きな季節だった気がするのに、まだ初夏なのにもかかわらず今年は体力面でずいぶんしんどい思いをしています。夏を楽しむためだけにでも、体力をつけたいと真剣に思っているところです。
昨日のメモで、橋本さんの書く話はシンプルなのにやけに質感がしっかりしてるというようなことを書いてたんですが、その理由がすこしわかった気がします。
橋本さんが小説のなかで描くのは、主人公が出会ったものごとと、それに対する気持ちだけ。これって要するに、人生を描いてる、ってことなのかもしれない。
主人公である香織はとても感情の強い女性で、感情が強いということは、その人を幸せにも不幸にもすることだ。不倫の恋に盲目になってしまうのも、子供を相手に100%の本気になってしまうのも、きっとそんな感情の強さから来ている気がする。
この本がラストを迎えても、なにかが完全に終わったわけでも、始まったわけでもない。けれど、そんなことはあたりまえだと思えてくる。だって、描かれているのは人生なんだから。
ところで、橋本さんの小説は、いつも夏のイメージがつきまといます。去年まで夏は好きな季節だった気がするのに、まだ初夏なのにもかかわらず今年は体力面でずいぶんしんどい思いをしています。夏を楽しむためだけにでも、体力をつけたいと真剣に思っているところです。