メモ
2008.10.29
 昨日の夜に、「少女コレクション序説」を読了しました。あとがきで著者本人が言っている通り読みやすい本で、思っていたよりも短い時間で読み終えてしまいました。
 あたり前の話ですが澁澤龍彦の知識量にはとうてい及ばない教養しかない私は、知らない人物や小説などをネットで調べながら、あるいはその時間もおしいほど面白い流れのときには前後の文脈から想像しながら、読み進めました。知識を増やすための読書というよりは、完全に読み物として楽しませてもらいました。
 あまり深入りする気のない世界ですが、たまにふれる分にはおもしろそうです。澁澤氏のエッセイは、また気の向いたときにふらりと読んでみたいと思いました。

 今は「後巷説百物語」を読んでいます。京極夏彦の存在はもちろんずっと知っていましたが、なんとなく避けて通っていて読むのは今回が初めてです。ちなみに「後巷説百物語」を買ったのは近年の直木賞受賞作を読んでみようと思いたったためです。そんなきっかけでもなければ、京極作品には手を出さないままだったかもしれません。
 収録されている6作品のうち、1作目の「赤えいの魚」を読了しました。読み出す前の勝手なイメージとして、京極作品はわりと軽いのかなと思っていたのですが、予想していたよりもずっとがっちりとしたつくりでした。好きな作家にはならないかもしれませんが、ちょっと食わず嫌いしすぎていたかなあと思います。

 推薦にて「秒速5センチメートル」と「愛の生活 森のメリュジーヌ」をおすすめいただき、ありがとうございます。
 「秒速5センチメートル」は友人からもすすめられていた本ですし、私は「ほしのこえ」が大好きで、新海さんは気になるクリエイターです。
 「愛の生活 森のメリュジーヌ」はまったく知らない本に知らない作者です。楽しみに読ませていただきますね。
 来月にルミネカード10%オフの時期が来るようなので、そのときにまとめて買ってこようと思います。