沙々雪
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2013.01.01
『世界屠畜紀行』 内澤 旬子
「動物をつぶすことから逃れることはできない。(中略)なのに、いや、だからせめて、ということなんだろうが、動物が死ぬ直前まで苦しまないようにと活動する動物愛護運動は、動物の命を戴くことを正面から受け止めきれずにあがいているようで、馴染めない(p.129)」
ふむ。ならばあっけらかんとしていればよいんだろうか。死んでもらう動物にとってもっとも負担のないやり方を考え続け葛藤し続けることが、もっとも「受け止める」ということだと思えてならないのだけど。