推薦にて 『なぜ私だけが苦しむのか』 をおすすめいただき、ありがとうございます。おすすめ本がどんどん溜まっている状況なのでいつ読めるかはわかりませんが、大切に読ませていただきます。
最近、読書スタイルを少し変えてみようかなと考えています。小説と小説以外を 1 冊ずつ、常に平行して読んでみようかなと。
理由はふたつあって、私はどれだけ活字を読んでも小説を読まないでいると欲求不満になるらしいというのがひとつ、今読んでいる 『善なるもの一なるもの』 のように内容が難しい本はある程度時間をまとめて取って読まないと理解できないので数分の空き時間に手に取れないというのがひとつです。そういうちょっとした空き時間を小説で埋めていけたらいいなと思っています。
今は、 『善なるもの一なるもの』 と並んで 『ターン』 を再読しています。北村さんの時と人の三部作は疲れたときに読みたくなる本です。なかでも 『ターン』 が一番のお気に入り。
ご無沙汰していました。最後にメモを書いてから3週間が経っていて自分のことながら驚いてしまいました。今は twitter にばかり構っています。
おすすめいただいている 『善なるもの一なるもの』、ようやく 「三つの原理的なものについて」 に入りました。プロチノスの論は全面的に賛同できるものではないけれど、精神を導くことへのプロチノスの真剣な真面目さが文面を通して伝わってくるようでした。
とはいえ、きちんと理解できているという自信はありません。ひとまず、プラトンの 『饗宴』 を読みたくなりました。
あと、電車の中吊り広告で米原万里さんの 『打ちのめされるようなすごい本』 が文庫化されたのを知って買ってきました。
本の感想を書き付けているもののひとりとして、読んだらずっしりへこむだろうと思っています。けれどだからと言って読んでみたいという欲を抑えることはできず、押し負かされるようにして買ってしまった1冊です。実際にどうなるかはわかりませんが、近いうちに読めたらと思っています。
『生きる』、読了しました。
面白いといえば面白いのだけど、どこか決定的にもの足りない。
少ない言葉で的確に物事の核心をつくのが小説家だと思っているけど、乙川さんの文章は核心の周囲をうろつくだけで核心そのものをつくことができていない感じ。読んでいてじれったい。どれだけ言葉をついやしてもできるのは核心の輪郭をぼんやりと示すことだけで、核心そのものを読者に鮮やかに見せつけることはできない。むしろ、選び抜かれた少ない言葉にこそその力はあると思っている。
『生きる』には中編がみっつ収録されているのだけど、三編とも似た構成なのは意識的にやってるんだろうか。同じ構成を繰り返し示すことが小説として大きな力になることはあると思うけど、『生きる』からはそんな感じはしない。
全体として満足の行く小説ではなかった。直木賞受賞作を読んだときに感じる奥深さを感じられなかった。でも、アマゾンでの評判はいいのでもしかしたら私の読み込み方が足りないのかもしれない。もしくは私が時代小説に慣れていないことも一因なのかも。
他の作者の時代小説をいくつか読んでみて、もう一度読み直してみるのもいいかもしれない。
さて、ようやく『善なるもの一なるもの』にとりかかります。文をひとつひとつ理解しながら進もうとするとちっとも読み進められない気がするので、ある程度のブロックずつとりあえず読み下してみて、その後読み返しを繰り返しながら理解してみようと思います。
『ウェブ時代をゆく』 を読了しました。
『ウェブ進化論』 で書かれていたのが今ウェブで起きていること、起きようとしていることだったのに対して、 『ウェブ時代をゆく』 ではそのウェブを利用しながらどう生きていくか、つまりどう働いていくかが書かれている。だから、すでに自分の働き方がかたまっている人にとってはあまり魅力的な本じゃないかもしれない。
逆に、今自分の働いていく道を模索している人、自分の現状に違和感を覚えている人にはぜひおすすめした本だ。 『ウェブ進化論』 と 『ウェブ時代をゆく』 は1セットで読んで意味が通る本なので、まずは 『ウェブ進化論』 から。
10代後半から40代後半までが、この本を読んでもっとも得るところの大きい年代だと思う。そして、早ければ早いほどいい。私は今23歳だけど、たとえば18歳でこの本に出会える人は幸運だと思う。
どんなものでもツーというのは初作よりもレベルが下がりやすい。ツーを出すときには、ワンで書ききれなかった部分をフォローするという感情がどうしても働く。言葉は悪いけれど、ワンの作成過程で発生した余りを処理するという構造になってしまう。
『ウェブ時代をゆく』 に関しても、 『ウェブ進化論』 に比べると密度が低いかなと思う。推敲が足りない、もっと削って端的に書けると思うところもあった。あと50?60ページくらい枚数を減らすつもりで圧縮すれば、それだけでもっと読み応えのある本になっていた気がする。
ところで、梅田さんは多くの本や雑誌を読む方のようで、たくさん引用をしている。一読書家として、自分が読んだ本をこうやって消化していく姿勢は尊敬するし好感を持ってしまう。
読み途中の 『生きる』 を読了したら、沙々雪でおすすめいただいている本を順番に読んでいこうと思います。
今は着々と『ウェブ時代をゆく』を読んでます。
まだ3分の1ほどだけど、『ウェブ進化論』は技術者が、『ウェブ時代をゆく』はウェブで生計を立ててみたい人が読むと面白い気がする。『ウェブ時代をゆく』を読むには、『ウェブ進化論』を読んでいることが前提になりますが。
あと、思い立ってtwitterに登録してみました。たぶん本の話も出てくるかと思うので、twitterをやってる方は気軽にフォローしてみてください。