推薦にて「神の慰めの書」をおすすめ頂き、ありがとうございます。
さっそく書店に取り寄せを頼みました。ほかにおすすめ頂いている本もあるので時間はかかってしまいますが、大切に読ませていただきますね。
今読んでいる「パイドン」は、そろそろ読み終わりそうです。
ものすごく遅くなってしまいましたが、「シェル・コレクター」のちゃんとした感想を書けました。読了からほぼ2週間とは、さすがに時間を空けすぎたと思います。
今は、「パイドン」を読み進めています。
読了本をリストアップしていたブログ「私書庫」を削除しました。
本を一冊読み終わると、オフラインでの蔵書管理ソフト「私本管理Plus」を更新して沙々雪を更新して私書庫を更新して、という手順を一通り行っていたのですが、最近になって手間の多さが負担になってきていたので簡略化です。
私書庫を始めた当時は私書庫に本の感想をまとめようと思っていたのですが昨年になって沙々雪にすべてまとめることに決め、そうすると私書庫が本当にただの読了本一覧になってしまいウェブ上に公開しておく意味がないかな、と。サーチサイトから来る方も多いようで、個人が読了した書名が並んでいるだけのブログにひっかかってしまうのはとても申し訳ないという思いもありました。
すべてのデータを私本管理Plusに移動して私書庫は削除しました。1年ちょっとのつきあいでしたが、ブログの勉強にもなったので作ってよかったと思っています。
最近、ちっとも感想をことばにできていません。どうにかしたいところですが、書くより読みたい欲がものすごく強くなってしまっていて、どうにもコントロールがききません。
おすすめいただいてる本を放り出して他の本ばかり読んでいて申し訳ないです。じきに落ち着くと思いますので、のんびりとお待ちいただけたらと思います。
23日におすすめいただいていた「シェル・コレクター」を読了したのですが、感想を書く時間をとれないまま今日になってしまいました。
24日からは同じくおすすめいただいている「パイドン」を読んでいたのですが、今日書店を巡回していたら辻仁成さんの「代筆屋」の文庫を見つけて、最初の1ページを読んだらどうにも読み続けたくなって衝動買い、そのまま3時間で読了してしまいました。
本当はきちんとした感想を2冊とも書きたかったのですが、どうもうまく文章にまとめられないので今日はざっと思ったことだけ走り書き程度ですが書いておきます。
「シェル・コレクター」は、読んでいる間になんども情景がまざまざと細部まで鮮明なカラーで浮かんできました。普段、私は小説を読みながら映像が浮かんでくることはあまりないので、とても面白い体験でした。
浮かんでくる映像はどれも自然描写の部分で、大雑把に生活していれば決して目に入ってこないようなミクロな世界でした。雪の結晶のとげのひとつまで見えるような、沈む太陽の色が目の前に浮かんでいるような、とてもリアルな感覚でした。
そして同時に、ミクロなひとつひとつで構成されている自然そのものの美しさもひしひしと感じることがたびたびありました。全体を見ても細部に目をこらしても、自然は美しいのだとふいに考えました。
緊密で丁寧で正確な描写が、これ以上ないほどの計算で組み合わされた小説だったと思います。
「代筆屋」の方は、手紙を書きたくなる本でした。辻仁成さんは大好きな作家というわけではないのですが、それでもやっぱり気になる作家です。
日曜の朝、バイトに出かける前に読み途中だった「シェル・コレクター」を鞄に入れるのを忘れてしまい、コンビニで東野さんの「探偵ガリレオ」を買いました。本を忘れたときにはいつもお世話になっているコンビニがあります。
東野さんの小説は以前に「レイクサイド」だけ読んだことがあって、そのときはあまり好きな作家ではないかなと思っていました。ただ、人気の高い作家なのは知っているし1冊読んだだけでひとりの作家を判断するのは避けようと思っているので、有名どころの「探偵ガリレオ」を手にとってみました。
ドラマも映画も観ていないのですが、脳内では福山雅治さんが湯川役でになっていました。映像の力は強いです。
2冊読んでみて、やっぱり好きな作家ではないかなというのが正直なところです。「コッペリア」を読んだときにも書いたけれど私は文体が綺麗な小説が好きなのですが、東野さんはキャラクターと話の筋が魅力の小説家のような気がします。
もしかしたら私はミステリーというジャンルが苦手なのかもしれません。事件そのものよりも、それにまつわる人々を描いている小説が好きなのだと思います。
確かに楽しめるしとても読みやすいので人気が出る理由はわかりますが、この先自分から手に取ることはあまりないかなとは思います。息抜きに数時間の読書をしたくなったら、ガリレオシリーズの2作目を読んでみることもあるかもしれません。