沙々雪
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2007.12.08
大学の読書感想文の課題で「学問のすゝめ」を指定されました。前回の「愛するということ」はかなり感情を揺さぶる内容だったので読み進むこと自体が難しかったのですが、ごく正しいことを書き上げているだけの「学問のすゝめ」は冷静に読んでいけそうです。
これでまた、読み途中の「オキーフの恋人 オズワルドの追憶」の下巻は一時中断となりそうです。
2007.12.04
10月12日のメモ
でさんざん騒いでいた藤崎さんの描く漫画版「屍鬼」ですが、さっそくジャンプスクエアを立ち読みしてきました。
しかし、原作が予想をはるかに上回って存在の大きな作品になってしまったので、正直なところ、漫画として純粋に楽しむことはできそうにありません。コミックが出てもそのまま買わない、という可能性も高そうです。
先に漫画を読んでから原作にした方がよかったかなとも少し思いましたが、やっぱりそれはそれで、もやもやとしたものが残ったのだろうなと思います。
2007.11.28
十日間かけて、「愛するということ」を読了しました。1956年にドイツの精神分析学者(という分類でいいのか自信がないけれど)であるエーリッヒ・フロムが書いた本です。
愛は技術であるという立場から、親子愛や兄弟愛、異性愛や神への愛を理論的に解体した上で、なぜ人は愛するのか、人を愛する下地はどう培うかを書いています。
正直な話、自分にあてはめながら読んでいくと、とにかくしんどかった。フロムは、倒錯的な愛(サド・マゾや同性愛などなど)を、異性愛の試みの失敗であるとして一蹴します。確かに正しい。正しいけれど、だからしんどい。
よくある恋愛指南書というのは恋人がいないときに読むと寂しくなって落ち込むものだと思うのですが、「愛するということ」は、愛する人がいると自分が信じている状態で読む方がしんどい思いをすると思います。自分が持っている(と信じている)愛情への自信が揺らぎます。
恋人同士でこの本を読み合える人たちがいたら、すごい。
これは大学の課題で出された本で、これから感想文を書かなければいけません。
それが終わったら、読み途中の「オキーフの恋人 オズワルドの追憶」に戻ります。実は、「愛するということ」を読んでいる途中、あまりにしんどくなって「オキーフの恋人 オズワルドの追憶」をチェーサーにして平行読みをしていました。
平行読みなんてしたのは小学生以来です。
2007.11.18
注文していた「ラピスラズリ」と「猫語の教科書」が、今日届きました。
「ラピスラズリ」に関してはちょっとお値段が張ったので、買ったものかどうか少し迷ったのですが…手にとってみて、納得しました。とても美しい装丁です。一度、図書館の蔵書がないか調べてみたもののそこで見つからなかったので購入へのふんぎりがついたのですが、買ってよかったです。
読み始めるのは少し先のことになってしまいますが、それまで楽しみにさせていただきますね。
2007.11.16
「ラピスラズリ」と「猫語の教科書」を、それぞれおすすめいただきありがとうございます。早速ネットショップで注文しています。
Amazonで見てみると、「ラピスラズリ」の方はかなり独自のファンが強い作家のようで楽しみです。
「猫語の教科書」のポール・ギャリコは、数年前に「ジェニィ」を読んだことがあります(ちなみに「雪のひとひら」もずっと気になっています)。なんとも言えないせつなさとかやるせなさ、そしてそれ以上の心強さや優しさがいっぱいの物語だったのを覚えています。
本当は届き次第読み始めたいのですが、「愛するということ」という本の読書感想文を大学の課題として出されているので、こちらもネットで注文中なのですが、こちらから読ませていただこうと思います。
昨日は「わかったつもり 読解力がつかない本当の原因」を読み終えました。読みやすい本だったのですが、得るところのたくさんある本でした。
沙々雪でこうやって本の感想を書いていると、しばしば「本当にこんなわかりやすい言葉でまとめてしまっていいのかな?」と自分の文章を疑うことがあります。その疑問に明確な答えをひとつ、与えられました。
本に限らず、仕事やネット上のテキストなど、日常的になにかしらの文章を読む方には心からおすすめします。文章をよりよく理解するための方法論が書かれた本です。読んでいる途中でいくつかの作業を求められますが、時間がかかってもぜひその指示通りに作業を行いながら読み進めることをおすすめします。文章の読み方が、少なからず変わると思います。
今は、「オキーフの恋人 オズワルドの追憶」を読んでいます。これも、単行本で出版されたときから気になっていた本でした。
辻仁成という作家はかなり独特の登場人物像を持っていて、「わかったつもり」を読んだこともあって、かなり注意深く読み進めています。
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